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「ピンチはチャンス、新しい付加価値をつけた Change を」
技術士(化学部門、総合技術管理) 北本 達治
私の技術士活動の一つにメンター活動があります。
経営者メンタークラブ(下記HP)で、ベンチャー、中小企業の経営者へのメンター活動をしています。
(https://www.npoitec.jp/mentor/index.html)
この組織は日本経団連の協力を得ながら、大企業の経営幹部OBをメンターに迎えたメンター組織です。
メンターは無報酬のボランティアですが、組織運営のためにメンティ会員からは年会費3万円をいただいています。
メンターの中に技術士も加わっており、私もこの組織のメンターの一人として、年商4億、4000万、400万といった規模の異なる企業のメンターをしています。
何年かメンタリングを続けて感じることは、企業の体質を変えることの難しさです。
今年は未曽有の影響を及ぼしている新型コロナウィルスがあります。
皆がマスクをし、リモート勤務が広がり、遠隔診療や、対面でなければ仕事にならないといわれていた営業にもウェブの利用が広がろうとしています。
普通の状態ではなかなか事業の在り方を根本的に変えることは困難ですが、ピンチはチャンス。
ピンチになったら、やり方を変える、つまりChangeが必要です。
ピンチこそChangeのチャンス、顧客のためのひと工夫を加えたChangeが企業の飛躍のきっかけになるのではないでしょうか。
「『3密』の可視化(CO2 濃度計の活用)」
第三種電気主任技術者 石川潤一
新型コロナ感染症対策である「3密」の回避で換気が重要になります。
このため、換気度の可視化としてCO2濃度計が最近新聞やTV報道等で脚光を浴びています。
1.CO2濃度と換気: 外気のCO2濃度は約400ppmであり、健康面から教室や事務室等では1000ppm以下になるよう法令(労働安全衛生法など)で定められています。
家庭でも省エネ住宅の普及で高密閉化により常時換気システムが普及しつつあります。
商業施設等でも省エネ(過剰換気防止)のため、CO2濃度に連動した換気制御が行われているところがありますが、小規模の施設ではCO2濃度の自動制御は少ないようです。
2.CO2濃度計の種類: CO2濃度計には、下記のようなタイプがあります
- (A)スタンドアローン型 計測と表示(現場での見える化)
- (B)遠隔監視(モニタリング)型 クラウド接続(スマホ等で遠隔で見える化)
- (C)CO2濃度制御型 計測と換気扇のon/offスイッチ内蔵
3.遠隔監視型のCO2濃度計: スタンドアローン型は、多くの種類があり入手も比較的容易であるため、
本稿では、クラウド接続型のCO2濃度を含む複合センサー2機種の概要を紹介します。
(1) Netatomo(ネタトモNet+Atmosphereの意、仏Netatomo社製のIoT複合気象センサー):(図1)
- 親機/子機の構成: 親機(室内に設置 円筒型) 計測項目〜気温・湿度・気圧・騒音・CO2濃度 : 子機(親機と無線接続 室外に設置) 計測項目〜気温・湿度
- 計測値は、最短5分値です。 親機の上端に触れると、瞬時値が取得できます。
- 計測データは、Netatomo社のサーバーに蓄積され、CO2濃度が上昇すると通知を 受けることができます。 クラウドサービスは無料です。
(2) ネコリコ ホームプラス(ネコリコ社:IIJと中部電力の合弁会社):(図2)
- NextDrive社(台湾)のHEMSゲートウェイ、オムロンのUSBタイプの 環境センサーとクラウドサビス(無料)を組み合わせた製品です。
- 計測項目:CO2濃度 温度、湿度、 騒音、照度、気圧、TVOC(総揮発性有機化合物)
- データの閲覧はスマホアプリのみで、PCの対応はありません。
「コバルトと私」
技術士(化学部門) 渡辺春夫
地表での元素の存在量の順位を示すものにクラーク数があります。
コバルトは29です。
クラーク数は、酸素1、珪素2、アルミニウム3、鉄4、と続きます。
コバルトは、亜鉛31より地表での存在量は高いのですが入手困難であり、希少資源に扱われており、亜鉛より価格的に一桁二桁高く、価格変動が大きい資源になっています。
これは地球上においてコバルト資源が偏在しているためです。
アフリカ大陸のコンゴで世界中の半分以上が生産されています。
この地域は、政情が安定しないことがあり、資源の価格変動を大きくしています。
私は、現在、ある家電メーカーを定年退職して10年になります。
定年まで、このコバルトと長年付き合ってきました。
材料関連の仕事をされた方なら、人それぞれ、思い入れの材料を持っていると思います。
有機材料、高分子材料、無機材料、自分の思い入れの材料は、このコバルトです。
学生の時は、水素添加触媒として、就職してからは、磁気記録媒体の磁性材料で、その次がリチウムイオン二次電池の正極材料で、付き合いが長く一番馴染みの材料です。
コバルトの現状で最も大きな用途は、リチウムイオン二次電池の正極材料です。
安全性が高く、高エネルギー密度を得るためには、コバルトを使った正極材料が一番良く、スマホの電池は100%これです。
スマホなら多少高価な材料を使ってもなんとかなります。
しかし、これを、電池自動車に使うことは出来ません。
量的にも価格的にも無理があります。
自動車用電池は、現状、多少電圧が低下しますが、コバルトに、ニッケル、マンガン、アルミニウム等を入れて使われています。
ニッケルを主体にして、コバルトの比率を低下させる開発が進んでいます。
コバルトの比率を10%程度に減らした正極材料が実用化されていますが、コバルトフリーはまだ見えません。
電気自動車一台に用いられる正極材料量は、スマホ一台の3桁4桁大きく、僅かな含有比率でも総量は莫大となります。
昨今の電気自動車の伸びは大きく、あと数年で世界的にコバルト資源(リサイクルも含め)が、逼迫すると予測されております。
どのような逼迫状況が生じ得るのか、今後を注視して行く必要があります。
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